ポジティブに「あきらめる」ということ
あきらめる・・・この言葉、ネガティブなイメージがありますが、非常に大事なことでもあります。
あなたは「あきらめる」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
- 途中で投げ出す
- 能力が足りない
- 継続力がない
- 根性がない
- 挫折、敗け
こんなイメージがないでしょうか?多くの人にとってあきらめるという言葉のイメージはこんな感じだと思います。
- あきらめるな!
- 継続は力なり!
- 続けることが大事だ!
このようにあきらめないことが美徳のように言われています。もちろん、何でもすぐあきらめてしまうと何事もうまくいきません(どんなことにも必ずつらい部分はあるので)。
ただ、このあきらめないことに執着しすぎるのもよくありません。
あきらめる=明らかに見る
以前このような話を聞きました。何かを「あきらめる」ということは、そのことを「明らかに見る」ことだと。意味が分からないと思いますが、明らかに見るとは、物事を客観的に見るということです。
何かに執着するとそのことしか見えなくなってしまいます。これは「あきらめない」ことにもつながり、一見良いように思えるかもしれませんが、多くの人はこの「あきらめないこと」に囚われてしまっています。
- それは本当にやり抜く必要がありますか?
- 本当に必要なことですか?
- 達成した結果とそれにかかる時間・労力・お金は釣り合いがとれますか?
- 今やっていることを続けたら本当に目的は達成できますか?
こういったことを客観的に、感情をいったん置いておいて考えてみるんです。
そのうえで
「やるべき」と判断したら続ける
「やっても意味がない」と判断したら止める決断をする
これが大事なんですね
「ネガティブな自信のなさ」からのあきらめではなく、ゴールへの最短距離を進むための戦略的撤退です。(ちょっとつらいだけのときの「言い訳」には使わないでくださいね笑)
明らかに見るとは、感情に左右されずに客観的に見ることによって「物事を正しく判断すること」です。
そして、「意味がない」「より良い方法がある」と判断したら、きっぱりと「あきらめる」ことが大事です。
あきらめられない=停滞
この正しい見方がわからず「続けることこそが美徳」と思っていると、意味の無いことを延々と続けることになります。辛いことを我慢して続けた結果、数年経って何も得られていない、ただ時間が過ぎただけどころか、辛い時間を過ごしてしまった・・・こんなことって避けたいですよね。
でも、みんなわかっていないので、ほどんどの人は「続けることこそ美徳」と思っているので、あなた自身が判断する必要があります。
もちろん、最初にも言いましたが「ちょっと辛いだけ」で何でもすぐにあきらめてしまうのは違いますよ。どんなことにも良い面と悪い面はありますからね。楽しいゲームにも面倒くさいレベル上げがあったりするものです。楽しいスポーツにも上達のために筋トレや基礎トレーニングが大事です。そういった一部分ではなく「全体」を明らかに見ていきます。
全体を明らかに見る、客観的に見る、冷静に判断する。そのうえで長期的に考えて続けるべきか止めるべきかを決める。これが重要です。
仕事が辛くてやめたい、そんなときはぜひこの視点で考えてみて下さい。
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